先日地域の高齢者が集まる施設に伺った時のことでした。
ちょうど入館しようと思うと入り口の近くにプラチナ世代のおばあちゃんが立っていました。
そうだと思いえがおを手渡すと、「あら、そうなの、ありがとう」と言って受け取って読み始めてくれました。
施設での用事を済ませて出てくるとまだ同じ場所に立っていたので「読んでくれましたか?」と声をかけました。
すると「そうよ、そうよ」と言って近づいてきていろいろなお話をしてくれました。
その間30分近く。
生まれたとき時の話、「昭和2年生まれなのよ大正元年と同じようなもんだからね」と言ってくれたり、故郷の話をしてくれたり、今住んでいる家の話をしてくれたり、たくさん話してくれました。
耳が遠いからと言う話でしたのでお返事は大きく首を振り、顔を覗き込み、そして少し大きめな声で耳元でお話をしました。
「こんなに話したのはずいぶん久しぶりだよ」と言ってくれて、なんかとても温かい気持ちになりました。
お話をしてる最中、私の手の後に上空から鳥のおとしものがポタっと。
近くにいた他のおばあちゃん方が「これ使いな」とティッシュペーパーを出してくれたり、「大丈夫かい大丈夫かい」と言ってくれたり、また「運がついてるね!」なんて笑い話になったりとても楽しい時間でした。
僕はこのようにお話相手になるだけでも喜んでもらえると感じてこれからも無理のない範囲でお話をしていこうと思いました。
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