大倉山で

大人気!フリーペーパーえがおとは
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ついこないだ、えがおの用事が終わりこれから次の用事に進もうと思う時大倉山駅から環状2号線に向かって原付スクーターでのんびり走っていました。

その時、道路の角に座り込んで大きな荷物を3つ持ったおばあちゃんが何やら荷物の入れ替えをしていた感じでした。

入れ替えだけだったらいいんですけど、ちょっと首を振りながら悩んでいそうだったので気になっていました。

僕はゆっくり通り過ぎて心の中で状況を1度反芻します。

そして「やっぱり行こう」と思って僕はオートバイをぐるっと反転させてもう一回近くまで行きました。

僕の最近の声掛けの典型は、「何かお困り事がありませんか」です。

声かけると、よく見ると髪を短く男性のようにかり上げた、きっと気前の良さそうな女性でした。

「ありがとねお兄ちゃん、私の妹がさぁこの辺に住んでてさぁ、病気になっちゃってさぁ、入院したからさぁ、もう部屋は引き払うことになったんだよ、だから荷物を全部引き取らなきゃいけないんだ。だからこんな荷物になっちゃったんだよ」と言う言葉でした。

「僕オートバイだから駅まで持ってきましょうか」って声をかけると

「いやいや大丈夫だよありがとうありがとうとにかく声かけてくれてありがとう」

って言ってくれました。

その後、「私はここの人間じゃなくて、保土ヶ谷から来たんだけどさ、大倉山は全然わかんなくてお兄ちゃんが声かけてくれてよかったよありがとう」って腕を持って振り回されました(笑)

「大丈夫ですか、もしこの辺で分かんなくなったら困るから」といって僕は名刺を渡して「一番でっかく書いてあるこの電話番号だったらいつでも大丈夫だから」って言いました。

すると「私はスマートフォンって言うのを使えるけど、妹はこのガラケーでね、そしてそれの充電器がないって言って探し回っていて、今もそれを探してたんだ」と言う話になりました。

そのおばあちゃんが言うには私ももう80代の半ばを超えていると言っていました。

とにかく何度も何度も感謝されて手まで握ってくれて、でも、きっと1人で心細かった大倉山の街で、お会いできて良かったと思います。

写真を撮らなかったので大好きな横浜スタジアムでニッコリ記念撮影したキラキラしてる僕です(笑)

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