伸こう福祉会が「仕事付き高齢者住宅」のモデル事業 介護付き有老ホームの近隣で野菜を生産、小売店で販売も

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 社会福祉法人伸こう福祉会(横浜市南区)と東レ建設(株)(大阪市北区)は2017年10月5日、経済産業省が提唱する「仕事付き高齢者向け住宅」のモデル事業を近く開始すると発表した。

 本事業は、伸こう福祉会の介護付き有料老人ホーム「クロスハート湘南台二番館」(神奈川県藤沢市、80室)の入居者を対象に、野菜の生産や販売に関わってもらうもの。社会参加の継続によって認知症や要介護状態の悪化を防ぎ、健康寿命の延伸を目指す。両法人のコンソーシアムによる提案が経産省の2017年度健康寿命延伸産業創出推進事業に採択された。

 ホームの近隣地に90m2のビニールハウスを建て、中に東レ建設の高床式砂栽培農業施設「トレファーム」を設置する。同施設は適度な高さで腰をかがめずに農作業ができる上、車いすの人も作業可能。12月に葉物野菜の栽培を始め、初収穫は2018年1月の予定。野菜は近隣にあるイオン藤沢店で販売し、労働への対価の支払いも検討している。

考察
これまでも介護施設や高齢者住宅で余暇の過ごし方としての手作業はどこでもあった。しかし今回は仕事付きとしている。
他業種で連携していくことが鍵になるだろう。
気になるのは専門職についてきた方などが含まれる高齢者の方々がこの「比較的誰にでもできる」仕事に取り組んでいくことが持続できるか、だと感じる。
労働の対価は当然として「やりがいの創出」も大きな目標になる。
詳しくはこちらh

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