「バリアフリー」の浸透にともない、物理的な障壁ではなく心理面のバリアを取り除くことの重要性が高まっている。障害者や高齢者、ベビーカーの利用者など、何らかの配慮を必要とする人は4600万人を超え、日本の人口の4割に達するとの試算もある。多様な人たちが心地よく生活するにはどうすればよいのか。その配慮やサポートの指針となる「ユニバーサルマナー」が今、注目されている。
内閣府の障害者に関する世論調査(平成29年度)では、障害のある人に手助けをしたことがない理由として「どのように接したらよいかわからなかった」「おせっかいになるような気がした」「専門の人や関係者にまかせた方がよいと思った」といった回答が並ぶ。
しかし 「『何かお手伝いできることはありますか?』と、まず呼びかけてください」。今月、丸井錦糸町店(東京都墨田区)で従業員向けに行われた3級講座で、講師の薄葉(うすば)幸恵さん(41)はこう説明した。
学ぶこととして、知的障害のある人には恐怖感を与えないように話す、視覚障害者の白杖には触れてはいけないといった具体的な対応方法を学ぶ。車いすを押して段差を越えたり、目隠しをして白杖で歩く実技もある。
☆考察
タイトルに有るとおりに遠慮せず「何かお手伝いできることありますか?」 と声をかけることは重要だ。
しかしこのなかなか声をかけられないことも現実だ。
その背景には
「どのように接したらよいかわからなかった」
「おせっかいになるような気がした」
「専門の人や関係者にまかせた方がよいと思った」
といった回答が並ぶ。
との通り心のなかに「自分はうまくできない」があるのだろう。
しかし支援や手助けを必要とする人は「うまくやって」貰いたいのではないはずだ。
きっと「少しの声掛けで社会からの疎外感」や「誰かが何かの時に支えてくれる」安心感も手に入れることができるのだろう。
可能なら
Q「何かお手伝いできますか?」
A「結構です」
この時に「良かった 今は支援がなくても平気なんだ」と安心してえがおでその場を立ち去れると良いと思う。
障害者・高齢者・ベビーカー…遠慮せず「何かお手伝いできることありますか?」 l
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