高齢期を「どう生きる」 ニッポンの大問題

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★考察★

生きることと同様に死ぬことは必然。
しかしタブーとされてきた。
若いうちは「自分が死ぬこと」に現実味がない。
しかし高齢者になり否が応でも向き合わざるを得なくなってくる。
友人知人など同年代の死を迎える、もしくは死亡率が明確な病にかかったときだ。

皆さんの死生観 大切なことです。
変化するのは当たり前 それでも一度書いてみませんか?

★ここまで考察★
 
今年は推計で百三十四万人が亡くなりました。
超高齢社会の日本は「多死社会」を迎えます。
人生の最終段階にどんな医療を受けたいでしょうか。

新聞に「感謝の会開催のご案内」という広告が載りました。
その主は建設機械メーカー・コマツの元社長、安崎暁さん(80)です。

人生最終段階の医療
 胆のうがんが見つかり体中に転移していることを告げました。そして、残された時間はクオリティー・オブ・ライフ(QOL・生活の質)を優先したいと、つらい副作用がある放射線や抗がん剤治療は控えることを宣言しました。

 安崎さんは「十分、人生を楽しんできました。人間の寿命は有限、だから現役の間は一生懸命働いて、棺おけに入るときは自分の人生よかったなあと、そう思って入りたい。若いころからひとつの死生観がありました」

 死をどう迎えるかは聖域にされています。
「個人の自由、周囲が口出しすべきではない」との考え方は尊重されるべきです。

しかし、医療技術の進歩は別の問題を突きつけています。食べられなくなっても、意識がなくなっても生きられる時代です。選んだ医療がほんとうによかったのか、直面した人たちは悩みます。

 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)は、いわば「最期までの予定表」。もちろん気持ちは変わります。予定表は書き換えることができます。その都度、思いを共有する取り組みです。

 厚生労働省の意識調査では、こうした考えを事前に書面にすることについて70%が賛成しているが、実際に作成している人は3%にすぎません。
本人の意思を知る重要性は理解しつつも、死へのタブー視が阻んでいるようです。

 安崎さんは「今後、QOLに何を求めるのか、まだ結論がでていません」と吐露しました。自身の死生観とともに生きることを模索しているに違いありません。 

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