"認知症"

健康

特別養護老人ホームで高齢者励ます雑種犬“主人公”にした児童書発刊…「いやし犬まるこ お年よりによりそう犬の物語」 兵庫

兵庫県の特別養護老人ホームで高齢者を励ましている雑種犬「まるこ」(雌)を“主人公”にした児童書が発刊された。殺処分になる運命から救われた子犬が癒やし犬として活躍するまでの足跡が描かれており、同施設では「かけがえのない存在」になっている。 ☆考察 衛生的なことや手間がかかるなどで高齢者施設で動物を飼うことはあまり多いことではない。 しかしながら私の勤務した系列の高齢者認知症グループホームでは4施設中2施設で可愛い犬を飼っていた。 入居者さんだけではなく職員までも癒やしてくれる存在だった。 とくに夜勤中などに職員について回る姿は、夜間に不安が強くなる認知症の症状が出やすくなった入居者さんをも人懐こい魅力で癒やしていた。 まるこちゃんが居てくれることで入居者さんも心をなごませているはずだ。 詳しくはこちら
生活

「なんで俺、ここに? 外に出たいんだけど。外に出てもいいんでしょ?」

介護施設に暮らす78歳の男性は取材中、何度かそう繰り返した。 男性は認知症を患っている。 自分の置かれた状況が分からず、自分の意思を的確に伝えにくい。 男性の本当の意思は何か。周囲もそれをくみ取ろうと、試行錯誤が続く。 さらなる高齢化社会へ一直線の日本。 2025年には認知症高齢者が約700万人に達すると言われるなか、その意思をどうやって把握するのかが大問題となって横たわっている。 そのためのSDMというオーストラリア発祥の考えかたを導入している。 (Yahoo!ニュース 特集編集部) ☆考察 実際の介護現場では残念ながらできていないことが多い。 なぜか「仕事:と言わないような作業をこなすことが優先されて」いて 「人に対する支援やお手伝い」を作業のようにたくさんこなすことが「良い」とされているようだ。 その流れを止めることが重要。 そのためには「認知症の理解」と「介護者としての一般的マナーの向上」が急がれる。 SDmの考えかたも「普通の介護スタッフ」なら理解して実践しているはずの考えた方だ。 こちらについても「介護スタッフの当たり前」になるよう勧めていきたい。 これを実現するには介護ス...続く
生活

「介護の現場を守るため2018年度介護報酬はプラス改定に」。

介護関係の12団体が署名活動を行っている。 13日に都内で記者会見を開いた。   署名活動を呼び掛けた東憲太郎・全国老人保健施設協会長は、全産業の収支差率は上昇しているが多くの介護サービスの収支差率は低下しているとし「経営は悪化しており、社会保障財源をしっかり確保してプラス改定とするよう強く要望していく」と話した。   東会長は15年度の収支差率について、全産業4・2%(法人企業統計)に対し、特別養護老人ホーム2・5%、老健施設3・2%、認知症グループホーム3・8%(介護事業経営概況調査)と説明。 3年前の改定では、財政制度等審議会が中小企業の収支差率約2%に対し介護サービス全体が約8%であることを指摘し、6%以上のマイナス改定を提言した。   署名活動にこれだけの介護関係の団体が賛同するのは初めて。 東会長は「3年前の改定では全老健だけで142万筆の署名を集めたが、麻生太郎・財務大臣から介護の団体が一致団結していなければ我々は動かないと言われた」と説明した。 会見には10団体が出席し、及川ゆりこ・日本介護福祉士会副会長は「人が集まる魅力ある職場にするためにも財源の確保をお願いしたい」...続く
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予防や症状悪化を遅らせるコツは?

精神科医の松本一生さんのコラム (1)食生活に気を付けましょう  脳血管性の認知症は食事や生活で血液が詰まりやすくなるようなことは避けましょう。 水分制限されていない限り、食事や飲み物から水分を取ってください。 血糖をコントロールし、血圧の乱高下などにつながる塩分を控えること (2)運動が大切 少し汗をかく程度の「有酸素運動」を行うことでよい血液循環をたもちましょう。 整形外科的な制約がない限り、炎天下や厳冬を避けて「1日に15分ほど」歩きましょう (3)人との接触を保つこと 「趣味を持ちなさい」とは言いません。 趣味を通じて仲間とコミュニケーションをとることは脳の刺激にもなります。「みんなと話す機会をもってください」 (4)自分の役割や「生きている意味」を持てるなら最高! アルツハイマー型認知症の人が「役割り」を前向きにとらえた実例を挙げてわかりやすく説明しています。 予防や症状悪化を遅らせるコツは?t ☆考察 優しい語り口調とわかりやすい説明、他業種にも配慮していて好感のもてるコラム 医師の話として積極的に考えてみるよい話だと思います。
健康

「赤信号を平気で渡る老人」への大きな誤解  「老人の困った行動」はボケが原因と限らない

高齢者は周りを困らせることが増えます。 「約束を完全に忘れてしまっている」 「赤信号でも平気で渡る」 「高額商品をいきなり買ってしまうんどです。 これは「認知症でボケてきたから」「カタブツで頑固になっているから」と思われる方も多いでしょう。 ★考察 高齢者の身体特徴や思いやりを持つと上記の状況は「喪失体験と不安、気遣い」が原因の優しいものと理解できます。 ぜひ若い方こそこの記事を読んで下さい。 そこにあるのは老人のことではなく必ずやってくるその日のあなたの姿です。
健康

元気な高齢者を官民で調査 遺伝?食?秘訣探る

チーズやヨーグルトが好き。肉をよく食べる。体を動かす仕事を続けている。家族と同居し、よくしゃべる。両親の年齢を合わせると180歳超える-。 健康で長生きする人の共通の特徴は?秘訣(ひけつ)は? 慶応義塾大医学部で研究が進む。 親が長生きだ。 動脈硬化や糖尿病が少ない。 生活の自立度が高い。 血液検査での「炎症値」が低い。 健康長寿者の特徴だ。 発想を変え健康長寿を妨げるのは認知症との見方は強い。 自動車運転は事前に運転訓練を事前に行う、トレーニングを行うなどで高齢者の運転技能は向上するという報告がある。 他に、埼玉では「健康長寿埼玉プロジェクト」を実施。 ウオーキングと筋肉トレーニングで健康寿命を延ばすシンプルなものだ。 加須市では同年齢の参加者の交流を重視し、15の施設40のグループがあり、交流そのものが張り合いになる。 トレーニングは無理という人はウオーキングでポイントがたまると抽選で賞品が当たる事業ももあり、約1万7500人が登録。その多くが60、70代の高齢者だ。 「高齢者には筋トレ」が常識の時代が近づいている。 ★考察 実際に介護の現場にいると 「元気な人は元気だしそうでない...続く
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入院したら“病気”になった! 高齢者が陥りがちな5つの機能低下とは?

高齢者医療の詳しい医師が『入院関連機能障害』に警鐘を鳴らしている。 「入院関連機能障害は、入院の原因と別に、入院によって新たに生じた機能障害のことです。例えば、“肺炎で入院した患者さんが、点滴治療を受けて安静にしていたところ、意識障害が起こったり、歩行困難な状態になったりして、退院後に介護が必要になった”という状態をいいます」 ふくろうクリニック等々力(東京都世田谷区)院長の山口潔 70歳以上の入院患者の3人に1人にみられるという報告もある。一旦発症すると元の状態まで回復できるのは3割程度で入院関連機能障害がきっかけで亡くなる人もいる。 なので出来る限り「在宅で通院治療などを活用しやむを得ない時以外入院させない」 入院関連機能障害は2つの要因と言われている。 “リロケーションダメージ” (環境変化に対する心身の影響) はせん妄という意識障害の一つで、幻覚、興奮を引き起こすことがある。 これが認知症を発症させたり他の機能障害を引き起こし死亡リスクを高める “廃用症候群” (“安静(不動ともいう)がもたらす全身の機能低下”) 以下の問題が考えられる。↓ 1 筋肉を使わないことで筋力が低下す...続く
高齢者

日立が高齢者に寄り添う電球型のコミュニケーションロボットを展示、ノンバーバルによるココロの触れあいも重視

将来的な目標、「認知症が進行する恐れがあると診断された高齢者の元にやってきて、高齢者と一緒に服薬管理」をしたり、「繰り返し同じものを購入しようとした症状を確認したときに、それとなくそれを指摘したりする」とのことだ。 日立ブースでは実際にこのロボットが展示されている。 コンセプトは電球だ。 ロボットが家庭に入る場合、身近で見覚えのあるカタチをを狙ったものだ。 ノンバーバル(言葉の表現ではない)の部分。 人が笑えばロボットも笑うという「表情模倣」と、人が「あの薬が・・・」と言えばロボットも同じものを見るという「共同注意」を実装した。 動画では見づらいのだが、実際はチカチカはなく、人の表情に合わせて、ロボットも笑ったり、怒ったり、驚いたりするのがとてもかわいい。 詳しくはこちら
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高齢者の虫歯が悪化しやすく危険すぎるワケ

エナメル質が薄くなり歯の内側まで虫歯菌が早く到達してしまう また歯肉が痩せてきてエナメル質に覆われていない歯の根元を虫歯菌に攻撃されやすくなる また初期の虫歯を防止したり、口の中を中性に保つ唾液が減ったから 入れ歯を利用することは大切ですが留め金部分の清掃を怠ると食べかすが溜まってしまう 虫歯に気づいたらすぐに治療するべき理由 厚生労働省でも歯周病の予防が動脈硬化の予防に重要で、放置すると動脈硬化のリスクが増えると説明しています。 糖尿病のリスクも増える 歯茎の炎症が続くとインスリンの働きが阻害する物質が放出されます。このため血糖値が低下せず、高血糖状態が続き糖尿病になってしまうのです。 失明や腎不全などを引き起こすこともあるのです。 肺炎になることも 食べ物や唾液が肺に誤って流れ込む肺炎を「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」と呼びます。 抜歯や麻酔などの治療を受けなくてはならなくなる 治療のための麻酔も抜歯も体に大きなストレスを与えるものです。他の薬との問題で麻酔治療によって悪影響がでることもあります。 高齢者が虫歯治療をすることで得られるメリット 心筋梗塞や狭心症、脳梗塞、糖尿病、...続く
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自宅で転倒などで搬送された高齢者 5年間に都内で25万人超

東京消防庁によると5年で31万人の高齢者が救急搬送された。 そのうち25万人(80%)は転んだり転落したりしてけがをした人だった。 多くのケースは「自宅内」で起きていて半数が入院が必要な状況だった。 中でも階段踏み外しによる転落、電化製品のコードに足を引っ掛けて転倒というケースが多い。 家族や周囲の人に「怪我をしやすいケース:階段付近やコード」を共有し注意してほしいとの事。 長年高齢者施設で勤務してきた経験からすると「転んでしまう」時はいきなりやってきます。 そのほとんどのケースが「さほど痛くない」けれど後からじわじわ痛くなり「救急搬送」になり「大腿部骨折」になってしまいます。 私が経験したのは「後ろ側に尻餅をつくように転んだ」ケースですが見た目に大きな変化がなく、ころんだ本人も「平気平気」という場合が多いです。 高齢者施設ですので電化製品のコードが床に有ることはありえませんし、階段を1人で昇り降りすることはありません。 平坦なごく普通な場所でも起きるのですから注意は必須です。 入院はほぼ2週間 その間に手術をしますが認知症のある方は拘束されてしまうことが多いようです。 いきなりの環境...続く