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高齢者「増」…でも老人クラブ「減」の一途 尾鷲

高齢者「増」…でも老人クラブ「減」の一途 尾鷲

高齢者「増」…でも老人クラブ「減」の一途 尾鷲

●考察

実際に高齢者向けフリーペーパーの活動をしているが同じような状況が感じられる。
一般の高齢者からは「老人クラブにはなかなか入りにくい」
老人クラブからは「なかなか人が集まらない」という。

外部から見ていても老人クラブの主催するイベントは増えているし
地域の密着度は深く厚い。

小さな「変化」のきっかけが大切ではないか?
高齢者の生活を豊かにする選択肢の中で有力な手段に変わりはない。

ここまで考察●

 尾鷲市でお年寄りの人口が増加の一途をたどっているのに、65歳以上でつくる老人クラブや会員が減少している。老人クラブは高齢者の健康づくりや地域と行政の橋渡し役など重要な役割を担ってきた。近年は新会員の減少や役員のなり手不足などから、解散や休会に追い込まれる団体が相次いでいる。

 四月の平日、中心街の市社会福祉協議会の一室で、首に花輪を掛けた女性十四人が一時間半フラダンスを楽しんだ。中井町と港町でつくる「福寿会」の内山倫子さん(79)は「中腰の動きも多くいい運動になる」と汗をぬぐった。

 市老人クラブ連合会は会員増を狙い四月から「フラダンス」と「着付け」の二講座を新設し、十四講座に増やした。川上肇副会長(79)は「講座を増やすのは簡単ではないが、魅力ある老人クラブにするためには必要」と話す。

 現在、市内で活動する老人クラブは二十八団体あるが、統計を取り始めた十五年前から五団体が解散した。今年四月にも、行野浦の「芳松(ほうしょう)会」(会員四十九人)と大曽根浦の「大寿(だいじゅ)会」(会員二十八人)が、会員の高齢化による役員のなり手不足を理由に休会を決めた。

 会員数も二〇〇三年度の二千六百十三人が最多で、その後、毎年減少している。昨年度はピーク時のほぼ半数の千三百六十六人に落ち込んだ。加入率も、〇三年度の42%から一七年度は17%にまで減った。

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 一方で、市の六十五歳以上の人口は年々増加。〇三年が三月末現在、六千百三十二人(高齢化率23・9%)だったのに対し、一八年五月現在は七千六百五十七人(42・2%)にまで増えている。

 高齢化が進む一方、老人クラブ会員が減る「ねじれ現象」の背景には、新会員獲得の難しさがある。市老人クラブ連合会大西正隆会長(77)は「“老人”という名称に抵抗のある人が多い」という。自らが所属する三木浦町の「三友会」では非会員宅への戸別勧誘を実施しているが「『まだ仕事をしており老人じゃない』と入会を断られることがある」と話す。

 名称変更によるイメージチェンジを狙う自治体もある。同市に隣接する紀北町老人クラブ連合会では「老人」の響きが会員減につながるとして「いきいき」や「すこやか」などの代替名を検討中だ。

 大西会長は「尾鷲の老人クラブは曲がり角にきた。会員確保や活動内容の見直し、名称変更の検討などをしていく必要がある」と話す。

 (木村汐里)

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