2017年12月15日 創刊準備号
震災の年、2011年の訪問介護の時でした。 「たった5段の階段が降りられなくて半年も玄関から出ていない」 「テレビと壁が友達だよ でも何も返事してくれないよ」 そんな高齢者さんのお宅に「手伝いに行きたい」と何度も思いましたが介護保険では困難です。 住み慣れた家で暮らしている人も困りごとを解決できずに諦めているようでした。 私の暮らしている地域にも「困りごとを抱える高齢者」がたくさんいることに気づきました。介護士として介護することも考えてもみました。 しかし私が貢献できるのはどれだけ頑張ってもひと月で100人ぐらいでしょう。 「ならば経験を生かして『フリーペーパー』を作ればもっと多くの方々に私らしい貢献を届けてることができる、と確信しました」 毎月掲載される活動情報をみて、参加してみたい団体に連絡をして、自分の予定を見て日程を決める。 当日が近づくと「洋服は何を着て行こうかしら」 「シャツにアイロンをかけようかな」「口紅はどこだったかしら」ワクワクする気持ちになるはずです。参加して他の方と会話して、知らないうちに楽しんでいるうちに「えがお」になっている自分に気づくはずです。 「最近...続く