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彩りあふれる豊かな生活をもう一度取り戻す

えがお俳壇

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近頃は蛍を見る機会も少なくなりました。蛍を詠もうとすると、何時か見た蛍や観賞会等の催事で見られるくらいでしょう。昔のような自然界を幽玄に飛ぶ蛍はなかなか見られません。あの頃が懐かしいですね。次の兼題は「心太・ところてん」です。つるつると詠んでみて下さい。

母の手をしつかり握り初蛍     喜美子
蛍や子を持たぬ娘の白き腕     枝葉
水音も風音もなき蛍の夜      ゆう子
まだまだと亡母の声に蛍飛ぶ    歌夢
娘また一人嫁ひで蛍舞ふ      歌夢

梔子や夫と介護の交代日      千代子
日傘男子てふ流行語五月晴     玲邦
緑蔭の風の匂ひやウオーキング   繁子
どう捌く男ぶりよき初鰹      京子
木漏れ日と遊ぶ歩みやみどりの日  フミ
葉桜や聞き返すこと多くなり    京子
ゴールデンウイーク妻と缶コーヒー 往正
柿若葉病室カーテン明け放つ    容一
くちなしのかすかな香り雨模様   とみ子
廃線の道にゆれてる月見草     和美

以上です。  八月の兼題は「花火」です。
         宜しくお願いします。   鹿乃子

奮ってご応募お待ちしています。

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