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2020/02/15えがお俳壇

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2020年2月15日 えがお俳壇


雑煮は正月の祝い膳として供されます。地方に依って味、仕立て方など様々です。俳句を通して見えてきました。どなたも美味しい味で正月を過ごされたことと思います。次号は「悴む」です。暖冬気味ではありますが、まだまだ悴む日もあるでしょう。どんな時でしょう。


まる餅の雑煮今年も母笑ふ       清治

わが妻の故郷いとしき雑煮膳     征正

三世代揃つて祝ふ雑煮かな     豊田イサ子

幼児の雑煮祝ひの箸使ひ       容一

リゾート宿客と雑煮を祝いけり    きよし

雑煮祝ふ走者にエール送りつつ    喜美子

雑煮祝ふ夫の故郷の味噌仕立て    文雄

三日はや求人誌読む男の背      枝葉

白き富士吾子住む駿河淑気満つ    あつ子

故郷の廃寺の知らせ年賀状      京子

喪の家のなれど初日をしかと受け   いちお

昼過ぎの会合ひとつ松納       フミ

父が読み母が茶を出す歌留多とり   とみ子

若水を先祖に供う細き指       和美

老犬に孫のお下がり赤セーター    さわ子

雪女郎我が身を溶かす恋の道     賢一

初空を映して青き小名木川    遠山三四蔵


俳 句 の 題

二月末〆  悴む

三月末〆  雛

四月末〆  蒲公英

奮ってご応募お待ちしています。

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