認知症を大きく4つに分けて説明してきました。
アルツハイマー型、レビー小体型、脳血管性認知症。
今回は前頭側頭型認知症を解説します。
認知症のなかで7%程度をと言われるこのタイプは物忘れよりも性格変化が目立ちます。
症状は、落ち着きがなくなる、横柄で乱暴な態度をとるなど「身勝手な行動」が増えてきます。
万引き、無賃乗車、反社会的な行動をとることもあり、悪意も罪の意識もありません。
また常同(じょうどう)行動といって同じ行動をきちんと繰り返す、ということがあります。
同じ店で同じものを買う・同じコースをきちんと歩くなど、認知症による独り歩きと違って迷うことがなく自宅に帰ってきます。
机ををドンドン叩く、見たものはすべて食べる、など介護者を困らせてしまうこともあります。
認知症講座を連載しています。
次回から基礎講座と共に、ご質問にも答えていきます。
気になることが有りましたら匿名でも受け付けますのでえがおまでお気軽にどうぞ。