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彩りあふれる豊かな生活をもう一度取り戻す

今月の表紙は井上容子さん

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表紙は井上容子さん

昭和7年10月16日甲府生まれ87歳 6人兄弟の3人目。

3歳で渋谷区代々木深町に引っ越し。富ヶ谷小学校に通う。代々木の練兵場に忍び込み活発に遊ぶ女の子。父は呉服屋・防水液業を経て法政大学の事務職に転職した。 戦争激化に伴い昭和19年夏、静岡県牧之原相良町の平田寺に疎開。女学校入学ため3月9日帰京。翌日空襲。5月25日渋谷区一帯の空襲で自宅を消失。代々木深町で玉音放送を正座で聴く。

戦後、墨田区東駒形に引っ越し。その後、関東高等女学校(現在の関東国際高校)に通い、西洋舞踏部で活躍。

新宿三越でアルバイトをした縁もあり日本橋三越本店の入社面接を受けると見事合格。昭和26年から10年間、日本橋三越本店で働く。昭和34年父の紹介で寛史さんと結婚。2人の娘を授かる。

子育てに熱中する日々。コヤマドライビングスクールで昭和46年免許を取得し子育てに奮闘する毎日。 三越時代の趣味はバドミントン・登山・スキー。特にスキーは準指導員資格も持ち、志賀高原・白馬・蔵王に毎週泊まりがけで行くほど熱中。お茶やお花もたしなみ、お花は草月流の師範でもある。

↑三越時代の仲間と一緒に毎月高尾山に登り、その数は80回以上。(現在はコロナ禍で休止中)「高尾山健康登山の証」に登山の記録を残してはや三冊以上。毎月のウォーキングや書道にも積極的に参加。

長く挑戦できるパッチワークや習字は「死ぬまでやるの」と決意したそうだ。 夫が平成19年12月に他界してから寂しい日々を過ごした。が、今は活動的で明るく過ごす。楽しみにしている庭では梅や金柑・ブルーベリーを収穫し梅酒やジャムやシロップ、また老梅や茗荷を育てている

幸せですかと聞くと強い声で「幸せです。これ以上の幸せはない。少しでも長く家族のために、百歳まで生きるわよ」と話す。

「人生はストレスを抱えると病気になってしまうから今は周囲と良い関係を築けていて本当に幸せ」と話す。これからは「できることは全部やりたい」そうだ 詳しくと尋ねると「80歳以上でも参加できる高齢者マラソンがあれば挑戦したいのよ」と挑戦者。 健康はもちろん、「人は感謝を大切に、周囲の人とお付き合いを大切になくては生きていけないの。 お友達に感謝の気持をもって暮らしていけることがなにより幸せなんです」と話す。

表紙写真の右後ろのステンドグラスは20年前、家のために自分で作ったもの。

半年もかかったのよとにこやかに話してくれた。


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